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Virtual Realityは流行るのか? [テクノロジー]

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またちょっと間が空いてしまった。
9月に入り、世間ではICBM騒動なんかもあったりするわけだけれど、私はと言えば、遠出するわけでもなく、飲み会があるわけでもなく、割と平凡な日々を送っていたりもする。
なので、また、図書館で借りてきて読んでいる本の話なんか書こうと思う。

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このブログのタイトルにもしているように、ワタクシぱぱちんは、エンジニア、技術屋さんなわけだけれど、自分の仕事の方向は正しいのか、今の仕事は報われるのか、気にする必要な常にあると思っていて、時々こんなビジネスマン目線な本を読んでみたりもしている。と言っても、こういう、旬のネタを扱った本に書いているようなことは、イマドキ、ネットでなんでも見られてしまうけれど。

"ぱぱちんの著書紹介" にも書いたように、ワタクシぱぱちんは、長年、ビデオの圧縮を仕事にしてきているわけだけれど、我々の業界も、2次元のビデオでなく、360°の全周ビデオを、YouTubeみたいなネットで配信して観るのに、圧縮方式を考えましょうなんて話もあったりして、興味があったのであった。取りあえず、新ネタいろいろありそうだし、特許はたくさん書けそうだなぁ。
もっとも、私が "Virtual Reality" なる言葉を初めて聞いたのは??年前 笑 学生時代。母校には廣瀬通孝先生という方がおられ、今でもいるけれど、日本では、Virtual Realityに関する研究の先駆者的存在なわけで、今更、新しい技術って響きは感じないかなぁ。
当時、先生から、アメリカのユタ大学に、Ivan Sutherlandという、Computer Scienceの研究者がいて、Virtual Realityの元祖なのだなんて講義を聴いたっけな~。
で、廣瀬先生の研究室で卒業研究がしたい! なんて思ったものの、母校は、成績順に行きたい研究室に行けるようになっており、当時、超低空飛行な成績の私の願いは叶わなかったのであった ^^;

でも、そんな、新しい感じもしないVirtual Realityがにわかに脚光を浴びているのは、当時は機器が高価だったのが、PSVRとか、一般消費者にも手に届くあたりになってきて、スマホも、昔のPCなんかよりはるかに演算能力が高いし、普及に目処がついてきたといったところですかね。
VR関係で、私が欲しいものと言えば、リコーのTheta (360°が撮れるカメラ) かなぁ。普通のデジカメと比べてもそんな高くないし。FacebookなんかのSNSも対応しているみたいだし。もっとも、自分では、一時はまって遊んでも、そのうち飽きてしまう気もしていて ^^; だとするとわざわざ買うまでもないかなぁ、なんて思ったりもしており、或いは、あと何年かすれば、スマホで360°映像が撮影できるようになる気もするし、購入に至ってはいないのだけれど。
ここ (娘もうすぐ4歳) は、少なくとも、キャッキャ言って喜びそうだなぁ 笑

何年か前に、3D TVが一般に普及する! なんて、私の古巣某AV機器メーカーも全力挙げて製品開発に取り組んだものの、家でTV観るのにわざわざメガネなんかかけないでしょ、てことで、結局普及することなく終わってしまったわけだけれど、VRは普及するのか、一時のブームで終わってしまうのか、これから数年、要注目っすな。
取りあえず、もし、Thetaを買ってしまったら、それをネタにまたブログを書くことにしよう 笑




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おせっかいな人工知能 [テクノロジー]

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お正月休みから、こっちに戻ってくる途中、羽田空港で "人工知能は人間を超えるか" という本を買って、飛行機の中でちょいちょい、帰ってきてから家でちょいちょい読んでいたです。
最新技術を、新書っぽく、わかりやすく書いた本なのかな~...と思いつつ、後半は、結構、理論的なことがきちんと説明してあり、気楽に読んでいると、気づいたら眠ってしまっていたり ^o^;; てなわけで、それなりに気合入れて読んだっす。

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私、一応、理系な仕事していて、しかも、自己紹介に書いたとおり、名前に "数" の字がつくけれど、その割に、お恥ずかしいことに、自分の専門分野の論文でさえ、数式がいっぱい出てくると、未だ ?_? になってしまったりする。
その一方、理系な割に、英語だの国語だのが案外得意で、昔、もしや、こんな文系的センスも持ち合わせている自分は、人工知能の研究に向いているのではっ??? なんて考え、社会人になりたての頃、 "人工知能の研究がやりたいです" と言って、当時の上司に思いっきり却下され、ショボーン(´・ω・)となった記憶がある。
でも、今では、納得できてるかな。だって "R&D" と言いつつ、会社で出来るのって、基本、実用化のための研究。もうかるしくみが見えてない研究開発って、やりにくい。当時は、人工知能、実用化の目処が立っておらず、そりゃ、会社ではできないよね~そういう研究。
なので、大学で、一生かかっても、モノになるかならないかわからない研究に励んでおられる先生は、本当に尊敬しますゎ。在職中に、花開けば、一躍時の人になって脚光を浴びるかも知れないけれど、そんなこともなく定年を迎える可能性だって少なくない。3D TVなんかも、花開きそうで、なかなか難しいっすよね~ (・_・)
自分は、そんな、基礎研究できるほど頭よくないんだよなぁ...なんて反省しつつ、でも、これまで会社でやってきた実用研究の仕事も、結構好き。だって、家電量販店に行って、売ってるカメラ見て、あーこのカメラ、自分の考えた動き探索アルゴリズムが載ってるんだよな~...なんて思うの、嬉しいぢゃないっすか!!

で、長いこと基礎研究レベルだった人工知能も、ここのところ、実用レベルまで進化している感じなのね。
Amazonで買い物したら、あなたにはこの商品もオススメです、とか、Facebookで、もしかして、この人知り合いですか? とかね。ドローンなんかも、学習しながら、障害物を避けて飛べるようになるらしいし。以前勤務していたS社のカメラには、顔検出機能がついていたけれど、これも、ある種の人工知能ね。私も、顔検出がされたら、そこの画質をきれいにする、Intelligent Encoderと称するモノの開発をやってたこともあったな~。

理系と文系の違いって、理系は、モノが対象の学問なのに対し、文系は、ヒトが対象の学問なんだと思っていた。
理系のうち、特に、コンピュータが対象の場合は、プログラミング言語の取得が重要。文系のうち、特に、外国文学の場合は、外国語の取得が必要。
でも、人工知能が実現できるってことは、実は、人間と、コンピュータは、本質的には同じものなのかなぁ、って気もしてきた。だとすると、未来には、プログラミング言語の取得と、外国語能力の取得は、同じカテゴリーの学習になって、理系とか、文系とかいうカテゴリー分類も消滅するの??? なんて思ったり。
そういえば、昔は、ニュートンみたいな自然科学と、ソクラテスみたいな哲学って、同じ学問だったとか。それを分離して考えるようになったことで、自然科学の発展があったわけなのが、また、いつか、自然科学と哲学は、同じ学問として出会うんですかね???
昔から、コンピュータって、つまるところ、高級なソロバン? なんて思っていたのが、実は、高級なソロバンをもってすれば、人間の脳も実現できてしまうの? なんて、なんか不思議な気分ですゎ。

なんてことを考えている時、ちょっとした事件が。
SNSって、知り合いだから、何が何でもつながりたいというかというと、そうでもないでしょう?
特に、会社変わったりすると、この人とは、またいつか一緒に仕事したいな~という同僚もいれば、あ~もうこの人とは仕事したくない~なんて思う同僚も、正直、いるわけです。後者な方とは、SNSで、 "もしかして知り合い?" になっても、敢えてリンクしないですよね???
それが、某LinkedIn、最近、 "知り合いかもしれない" となったら、ユーザの許可なく、勝手にリンクの申請を送っているみたいで ><
で、もう繋がりたくない元同僚が、いつの間にやらコンタクトリストに入っていたり、 "ご無沙汰していますがお元気ですか?" とかメールまで来たりして、びびりまくり。うぅむぅ。
まぁ、LinkedInって、単なるSNSなだけでなく、業界の技術動向とかも知ることができるから、退会する気はとりあえずないんすけどね。しっかし、申請送る前に、ユーザである私の許可を取って欲しかったなぁ。

今の世の中情報社会。インターネットには、無数の情報が転がっているわけで、その中から、必要そうな情報を、人工知能がpickupしてきてくれるなら、大いに助かるです。
でも、こんなふうに、おせっかいな人工知能が普及したら嫌だなぁ。Amazonで、自分が注文した記憶のないモノが、勝手に家に届いて、クレジットカードからお金が勝手に落ちているとか、或いは、インターネット結婚情報サービスで、本人の意思と関わりなく、コンピュータが、この人とは相性が100%のはずですとか言って、勝手に婚約してしまうとか、そんな時代が来るんですかね?
ま、人間でも、おせっかいな人っているけどね。
例えば、もう亡くなった私の祖母、私、ホントは、ざるそばが大好きなのに、祖母に連れられて蕎麦屋に行って、ざるそば注文すると、 "もっと栄養のあるものにしなさい" とか怒り出し、結局、いつも、カツ丼を頼まされていたっす。で、私の母に "この子はカツ丼が大好きなんだから、たまには食べさせてあげなさい" なんて電話してきたり ^o^;;
人工知能も、技術そのものを進化させることも重要だけれど、例えば、こんな、おせっかいな人工知能みたいに、人間に不便な機能を実現させたりしないよう、どうやって使うのかの議論も、進めてもらいたいものです。




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