SSブログ

理系なモノの考え方 [雑談]

【スポンサードリンク】



小保方さん、手記を出すとか? 買って読んでみようかしら ・o・
私は、基本、小保方さん、イケてる研究者と思ったんだけどなぁ。
そういえば、自分の母親も、 "晴子" って名前であること、思い出した 笑

数学だの、物理だのの教科書って、だいたい、AだからB、BだからC、よって、CだからDみたいに、積み上げ式に説明してあるでしょう?
だから、高校生の頃は、そうやって、既知の事実から、新規の事実を積み上げていくことで、意味のある発明だの発見だのにたどり着くというのが、理系なモノの考え方なんだなと、ずっと思っていた。

でも、意味のある発明だの発見だのって、そういうふうにして導かれたものでないのかなという気が今ではしている。
そういう発明だの発見だのをする人って、まず、最初に、結論であるDが直感で見えるんじゃないかな。しかし、いきなり、Dを世に投げかけても、受け入れられるわけがないのであって、そこで、世の中の人に納得してもらうべく、AだからB、Bだから…を、後から考えるというわけ。
だから、文系 = 直感、感性、理系 = 論理みたいによく言われるけれど、実は、理系なニンゲンこそ、直感だの感性だのって必要だと思う。

スティーブジョブスは、iPhoneを作る時、今後プロセッサはこれくらい早くなる、メモリはこれだけ容量が増える、よって、iPhoneを作ろう! と思ったわけじゃあないでしょう。そうでなくて、iPhoneが作りたい! が初めにありきで、じゃあそれを作るのに、プロセッサは? メモリは? ...と考えて作っていったのだと思う。

理系な大学だの大学院だのって、意味ある結論を見抜く直感力、その結論を、既存の事実から説明する論理力、両方が必要でしょう。
しかし、日本の理系な大学って、出る杭は打たれるっぽいというか、後者についてはさんざん訓練するけれど、前者に関する訓練が不足してるんじゃないかな?
だから、スマホが流行った時、画質だの音質がいいスマホは作れても、そもそも、スマホみたいなものを、日本発で世界に送り出せないの。そして、今の時代、技術の進歩が早いから、日本発で、高機能高性能なスマホを作れても、あっという間に、同じ機能を安価に実現されてしまい、日本製品は売れなくなってしまう。今のAV家電系な日本メーカーが苦境に陥っているのって、まさに、こういうしくみだと思う。
しかも、そういう日本の理系な大学の教育を受けてきた輩ばかりが会社の上司だったりすると、せっかくのいいアイディアも、なんだかんだで潰しにかかったり、で、新たなアイディアを提案する人より、それを潰す人の方が、妙に、社内派閥では幅を効かせていたり…そんなだから日本のメーカー、やりにくいですゎ。
私が長年お世話になったSで始まる某AV機器メーカー、昔は、こんなではなく、 "自由闊達なる理想工場" だったんだけどなぁ。今や、副社長が、社内ブログで、社食のサラダバーで盛り放題にするのはみっともないからよせと言ってるとか?

直感力を養うには、大学だの会社だので研究しているだけではダメで、好きな音楽を聴くとか、絵を見るとか、おいしいものを食すとか、オシャレするとか...そういうのって、理系なニンゲンにこそ必要なのでないかな~と思う。
私も、いちおー、修士修了だけれど、研究室の先輩が、なんか、ダサく見えたというか、こういう感覚の人たちに、果たして、地に足付いた、人に役立つ、意味ある研究ができるのかな~なんて、昔、思ったですゎ。

小保方さんが、研究者らしからずオシャレであること、STAP細胞はあるのだ! と自分の直感にコダワリがあること、このあたり、従来の日本の研究者にはないものを持っている人なのかな~なんて思っていたりもした。
ただ、小保方さんの場合、直感力は持ち合わせていても、それを導く論理力のトレーニングが、博士課程で欠けてしまっていたのかなぁ…というのが残念ね。可愛かったから、指導教官から甘やかされてしまったのかな。

実は、私の父親、女子大の理学部情報科学科で先生をしていたのです。もう定年しているけれど。
父親、うちの学校の子は、どうせ、会社入っても、職場の華で、すぐ結婚するから、勉強はできなくてもいいの、なんて言ってた ^^;;
しかるに、隣の研究室の先生、今時、女性でも、結婚して出産しても、仕事を続けるのだから、しっかりとした実力を大学で身につける必要があると考えられていたみたいで、厳しかったみたいですゎ。
で、父親の研究室、楽勝で卒業できるというウワサが流れていたらしく、人気があったとか 笑
そんなこともあって、小保方さんが大学で甘やかされてしまった状況が、なんとなく想像できるんですゎ。

そう思っているので、この一連の騒動は、本当に残念。
同時に、自分も、理系なニンゲンの一人として、直感力だけでなく、論理力も持ち合わせていなければな~…と改めて認識した次第なのであった。




【スポンサードリンク】




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。